当初は、法人一本化なども視野に入れつつ教職員間で研修・研究なども行ないましたが、結論としては、現状において合同にメリットはないと判断されています。それぞれの自主自立を堅持した中での協働を生み出していくことがより現実的であるとして活動を続けているのが実情です。
実際には、この3法人にとどまらず、日本ルーテル教団関連の2つの学校法人、聖望学園と浦和ルーテル学院とを含めた5法人で40年以上続けてきた「ルーテル諸学校」において、日本におけるルーテル教会の教育宣教の具体的協働を実現してきています。「代表者会」をもってそれぞれの経営の責任を負う者たちが現状を報告し合い、共に学び、与えられた使命を実現できるように具体的協働活動を生み出してきたのです。
その一つは、夏に神戸ルーテル神学校を会場に行われる夏期研修会で、「ミッションスクールで働く誇りと感謝と喜び」を主題に掲げ、現場を取り巻く様々な課題について研修を行ってきました。 今一つは、キャンパスミッション協議会であり、学校のキリスト教教育活動と地域教会との連携を強化しつつ、青少年にキリストの福音を伝える働きを強化する取り組みを重ねてきています。